個性的な最新実例を満したログハウス専門誌
   
 

ログハウス用語辞典
ログハウスを勉強したい人に役立つ予備知識。

あ〜さ >た〜ら

◆アーチカット
ログで構成された間仕切り壁に施すアーチ状の開口部。
 
◆合決まり
木製の仕上げ材に施される壁の厚みを半分ずつ欠き取った加工のこと。
 
◆雨仕舞
雨水が建物の中に浸入したりた漏ったりするのを防ぐこと。
 
◆アンカーボルト
構造材や設備機などを固定するために、あらかじめコンクリート等に埋め込んでおくボルトのこと。
 
◆板目
原木を年輪の接線方向に挽いた材のことで、山形や波形の木目となる。
 
◆ウェッジノッチ
スカーフをログ材の上下に設けた、ハンドカットに用いるノッチ。
 
◆大引き
1階根太を受ける横架材。
 

◆カービング
彫刻のこと。おもにハンドカットログの柱や壁に装飾として取り入れられる。
 
◆コーキング
セトリングで生じたログウォールの隙間などにパテなどの補充を詰めること。
 
◆ゲーブルエンド
トラスや束立てで屋根を支えるのではなく、棟木までログウォールの材を積み上げ、妻壁を造る構造。
 
◆外構工事
建築工事において建物以外の外まわりの工事をいう。
 
◆開口部
一般的には建具を入れた部分のこと。
 
◆角ログ
マシンカットによって、四角形に製材されたログ材のこと。
 
◆框(かまち)
家具や建具において、枠組とする構造の周囲の枠材。
 
◆含水率
木材に含まれる水分量を、木材そのものに対する百分率で表したもの。
 
◆切妻屋根
屋根の形状の一つ。棟より軒裄に向かって2方向に傾斜をもつ屋根のこと。
 
◆緊結ボルト
桁になる角材または壁最上段の丸太を、以下の壁丸太数段に緊結すること。あおり止めの金具で屋根垂木に固定し、さらに緊結ボルトで桁を壁に固定すれば屋根を風圧などの災害から守ることができる。
 
◆グルーブ
壁積みの各丸太材の下面に、木口から木口まで刻まれた長い溝のこと。
 
◆蹴上げ、踏み面
階段の一段一段の垂直部分が蹴上げ、水平部分が踏み面と呼ばれる。
 
◆小屋組み
屋根を支える構造体のこと。ツーバイフォーでは主にトラス、在来工法では主に和小屋組み、ログハウスではその両方の方法を用いて造られる。
 

◆在来工法
木造軸組み工法ともいう。直立した柱や水平な梁などを組んで軸にし、それに屋根、壁、床、天井などをつける。
 
◆サネ加工
木材の接合のために細長い凹部と細長い凸部=サネを作ることで、別名相ジャクリともいう。
 
◆シーダー
北米産の杉。高品質でハンドカット、マシンカットの北米製ログハウスに利用される。また屋根材や外装・内装にも用いられる。
 
◆仕口、継ぎ手
木材の接合部の形、および接合方法を意味する。木材2本をある角度で組む場合は仕口、長さ方向に1本に継ぐ場合は継ぎ手という。日本古来の仕口、継ぎ手には、複雑に加工するものが多いが、ログハウスでも、小屋組みやポスト&ビーム工法にはそれらが一部取り入れられている。英語ではジョイントと呼ぶ。
 
◆シベリアカラマツ
以前はソ連カラマツとも呼ばれた。ログハウスに用いられることも多い。
 
◆シュリンク
収縮という意味の英語。木材が乾燥とともに収縮することを指す。木材の収縮は長さ方向では起こらず、厚さ方向に生じる。
 
◆ジョイスト
大引や床梁、根太(フロアジョイスト)、垂木(ルースジョイスト)を総称する英語。
 
◆シルログ
壁の丸太組みの最下段を構成する部材。壁の一方向では半割のもの(ハーフシルログ、またはハーフログという)をボルト留めし、そこに交差する丸太(フルシルログ、または単にシルログという)をノッチで組みボルトで固定する。
 
◆末口、元口
成形加工していない丸太の両端を見ると、伐採時に梢に近いほうが細く、根元に近かったほうが太い。前者を末口、後者を元口という。英語では、トップ、バット。
 
◆スカーフカット、リカーブカット
ノッチガ噛み合う位置を中心とし、丸太材の交差部分の両サイドの曲面を楕円状に削ぎ取ること。ハンドカットのラウンドノッチの場合は、丸太材の直径差などによって半円状凹部が合わない時下の交差する丸太材に補助的に施す。これをリカーブカットという。サドルノッチの場合は、台形凹部に合うように各丸太材の上方向に施し、スカーフカットと呼ぶ。ウェッジカットの場合はやはりスカーフカットを呼ぶが、上方向と下方向の両方に施す。
 
◆スクライバー
ハンドカットログ特有の墨付け専用道具。大きなコンパス状のものに水準器を取り付けた形が一般的。
 
◆スクライブ
成形加工していない丸太を水平に組み、上下にフィットさせるため、スクライバーを使って各丸太の曲面の形や太さに合わせたノッチ、グルーブを描く作業。
 
◆スクリュージャッキ
丸太組み構法の壁の内に柱を立てる時、壁の沈に合わせて柱の高さを調節できるよう上端か下端にスペース式のホゾ組などにしスクリュージャッキなしで済ますことも可能。
 
◆筋交い、方杖
柱と梁桁とが直交した構造を強化するため、斜めに組み込む補助的構造材のこと。直角の交点から交点までを結び、対角線をなすのが筋交い。柱の上端近くと梁桁の端近くを結び、短く設けるのが方杖。両者ともポスト&ビーム工法の建築に応用され、方杖はティンバーフレームハウスの象徴でもある。
 
◆スプルース
日本名・米トウヒ。北米製ハンドカット、ログハウスには、ダグラスファー(米マツ)ト並んで多く使われる。
 
◆成形加工
断面すべてが均一な形、太さになるように、丸太を大型機械によって加工すること。マシンカット・ログがこれにあたる。
 
◆セトリング
丸太材の重量による圧縮と、乾燥収縮にしたがって、水平に積んだ各段が沈下(セトルダウン)し、数年を経て丸太組みの壁の高さが低くなる現象。丸太組みの壁の開口部に設けた建具や、梁(壁とともに下がる)から床にかけて設けた階段、補助的に設けた柱、間仕切り壁(丸太組み以外のもの)が圧迫されないように、その沈下を計算した空き=セトリングスペースを設けそれぞれをスライド式にセットする必要がある。