ガレージがほしい、それが家づくりの第一歩
「ビルトインのガレージがある家がほしい」それが家づくりのきっかけだった。湖を望む最高のロケーションに、S邸は建っている。淡いクリーム色の壁と迫力ある丸太で構成されたS邸で、最も
目を惹いているのが、大きな木の扉。これが、念願のビルトイン・ガレージだ。ここに収められているのが、愛車のハーレー・ダビッドソン。それを部屋の中からも眺めていたいと思っていたのである。
「ログハウスに住めたらいいなと、夫婦で話していたんです。でも予算的に無理だろうと最初から諦めていました。
それで一般住宅を手がけている設計士さんに依頼しようと思っていたんですが…」そんなふうに話すSさん。しか
しログハウスメーカーを訪ねることにした。そのメーカーが、ここS邸を手がけたアックス。「購入した土地の近くに
ログハウスメーカーがあるというので行ってみたんです。そこで相談したら、やはりハンドカットは予算的に難しい
と。ただしポスト&ビームなら可能という返事でした。それまでポスト&ビームはログハウスだと思っていなかった
ので、ちょっと意外でしたね」それまでポスト&ビームの住宅を目の当たりにしたことがなかっただけに、アックスの「実際に見てみなければ、そ
のよさはわからないのでは」という提案で、会社の先輩が住むポスト&ビーム住宅を見学。
キッチン回りは奥様中心でデザイン
「キッチンは、最初はオールステンレスで考えていたんです。でもアックスさんのところの手づくりキッチンを見て、
『カントリー風もいいかな』と。それと、ステンドグラスが室内に効果的に使われていたので、それも取り入れたいと
思いました」キッチンやダイニングスペースは、ほとんど奥様が中心になってプランニングした。
ご主人にとっては、とにかくリビングからガレージが見えさえすればいい。そこでガレージ側の壁面に開口部を設け
、そこにフィックスガラスをはめ込んでもらった。また、室内から直接ガレージに出入りできるようにとドアも取り付
けてある。「あるとき、アックスさんのスタッフがケヤキの一枚板をプレゼントしてくれたんです。それを上手く利用
できないかと考え、知り合いの木工家に頼んでテーブルに仕立ててもらいました。脚が一方はブーツ、一方はツール
ボックスを模した、凝りに凝ったもの。これを柱に取り付けることで、空間に楽しい雰囲気が生まれました」その言葉どおり、カントリー調で統一したとはいえ整然とした雰囲気のキッチンとテーブルを据えたリビングスペー
スは、室内に個性的な躍動感を与えることになった。
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