「子供たちに大評判の、ログの駄菓子屋さんがある」。そう聞きつけて、向かった先は栃木県足利市。交通量の多い通り沿いに、赤い屋
根が一際目を引くログハウスが建っていた。ログハウスと駄菓子という意外な取り合わせにいぶかしがりながら店内に入ると、目の前には
色とりどりの駄菓子の山…。確かに、ログが隠れるぐらいぎっしりと駄菓子が並んでいた。
「ログハウスで駄菓子屋というのはインパクトがあるかな、と思ったんですよ」と応対して下さったのは、「やまぎし」の3代目のご主人、山
岸康一さんだ。ログハウスを建てるにあたり、山岸さんが要望したのは次の3つ。1つは、外観を「お菓子の家」のように可愛らしく、目立つものにして
欲しいということ。もう1つは、売り場面積を出来るだけ広く、大空間にして欲しいということ。さらに、メインのお客さんである子供やお年
寄りのために、段差をなくしたバリアフリーの対応をして欲しいと要望したのだ。
見た目のインパクトはもちろん、ビルダーによって、随所にお菓子の家らしい遊び心も取り入れられていた。2階の隅にこっそりと隠れるよ
うにして木に止まっていた木製の小鳥を見つけたとき、山岸さんは思わず心が躍ったという。
予想以上に、外観のビジュアルインパクトは大きかった。「新規のお客さんがずいぶん増えたんですよ」。外観に引かれて車を止め、
中をのぞいた新規のお客さんが、次回からはリピーターとしてまた訪れる。売り場面積を広げたことにも効果があらわれた。品数は前の店
舗とさほど変わらないのだが、お客さんから「品数がずいぶん増えたんですね」と喜ばれることが多くなったのだ。
「実際、ログハウスにしてから売り上げは確実にアップしましたね」と顔をほころばせる山岸さん。 |