明るさと居心地のいいP&Bの店



広島県福山市 Off-Road


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上:開発の進む郊外住宅地の一画に建つ「オフ ・ロード(Off-Road)」。店名は、溝口さん自身が車やオートバイでダートコースを走るのが好きだったということもあって命名。「道を踏み外すという意味もあって脱サラした私にはピッタリだと(笑)。実際に道の外れに建っているわけだし」と溝口さん。


お客様を出迎える 優しい心遣いがあふれている

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広島県福山市郊外に建つ「オフ・ロード」は、今年の3月にオー プンしたカフェ・レストラン。オーナーの溝口浩士さんが、約15 年の卸売り業を辞めて開いた店だ。
  「学生時代から自分の店を持つのが夢だったんです。たまたま 体調を壊して仕事を辞めることになり、いい機会だと思って調理 師免許を取得して店をオープンしました」と話し始めた。店の建 築場所に選んだのは、出身地の隣町。もともとご自身が所有して いた農地だったが、区画整理で農地としての機能が果たせなく なり、それではということで、そこに店を建てることにした。とこ ろで、溝口さんが最初に考えていたのはマシンカット・ログハウ スの店。ところが、なかなか気に入るプランに出合えずにいた。 そんなとき、地元のメーカー、ウエスタンログホームカンパニー (以下、ウエスタンログ)が手がけたポスト&ビームの建物を雑 誌で目にしたのである。「マシンカット・ログハウスで検討してい たんですが、もう一つプランが画一的で…。そんなメーカーの プランに抱いていた不満を、ウエスタンログさんが解消してくれ ました。それもあってポスト&ビームでお願いしようと思ったん です。対応は実に誠実でしたね。情熱的だし、一人で精力的に仕 事をこなしてくれました。でき上がりには十分満足しています」 と、施工時を振り返る。
  「木の空間の温もりを感じられるように」と設計された店内は1 階とロフトに分かれ、客室として使われるのは1階のみ。ロフトは 事務所やスタッフの休憩室として利用。この店を、主に溝口さん と奥様の美晴さんで切り盛りしている。中学3年になる長男の勝 也君も土・日に手伝ってくれるという。「特に希望したスロープ の存在は、お年寄りやベビーカーを押したお母様たちからも喜 ばれています。ここを癒しの空間として、ゆっくりとくつろいで いただきといですね」「クマさん」のニックネームを持つ溝口さ んは優しい笑顔を浮かべながら、そんなふうに話してくれた。



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●外観デザインの特徴
木をふんだんに使いながらも、ほかとはひと味違うイメージを要 望。その一つが、車椅子での来店にも不自由のないスロープの 設置。また、テラスでの食事も楽しめるようにと、広いデッキも 設けてもらった。スロープとデッキを組み合わせたエントランス は実に広々とした出来。店内の広さにばかり気を配る店の多い 中で「お客様を優しく出迎える」心遣いが感じられる。

●内装イメージの考え方
溝口さんが望んだのは、ログハウスらしい丸太の木質感を生か しつつ、明るい店内にしてほしいという点。その要望に不可欠な のが吹き抜けの存在。さらに壁面を白壁と腰壁を組み合わせる ことで、清潔感と木質感を同時に表現することができた。照明は ダウンライトを中心に、山小屋風のペンダントランプを効果的に 配置。おかげで、頭上の圧迫感はずいぶん緩和されている。

1.2.3.4)清潔感の漂う店内。ポスト&ビームならではの白壁が目に眩しい。 5)常連客に人気のカウンター。ちなみに店のメニューは、トーストモーニング(550円)、オフ・ ロードランチ(日替わり/880円)、各種パスタ(680~730円)、手づくりハンバーグ(900円)、 手づくりカレー(580円)など。手頃な値段がうれしい。 6)いつも優しい笑顔を浮かべている溝口さん。仲間内では「クマさん」の愛称の ほうが通りがいい。 7)エントランスを飾る「Off-Road」の文字。 8)ロフトのキャットウオーク


ログハウスDATA

●延べ床面積:89 1階57.5 2階31.5
●デッキ(バルコニーなどを含む):37.25
●主構造材の種類:ダグラスファー
●構法の種類:軸組み構法(ポスト&ビーム)
●基礎の種類:ベタ基礎
●屋根材:カラーベスト・コロニアル
●外壁材:パイン、漆喰 ●内壁材:パイン、漆喰
●天井材:パイン ●床材:SPF
●総工費:非公開
●工事着工年月:2005年9月
●完成年月:2006年2月
●設計企業:ウエスタンログホームカンパニー
●施工企業:ウエスタンログホームカンパニー
●建物使用目的:店舗







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