団塊世代のセカンドライフ


 オーナーの吉田さん夫妻。畑に面してウッドデッキを併設、田園風景を眺めながらお茶を楽しむのに最適。田園風 景にぴったり合うログハウス、フィンランド・ソーランタ社のログハウスを建築。土地探しを依頼していた(株)新清ハイ ツが、ログハウスも扱っていたので、同時に依頼した


日本の原風景とでも言うべきのどかな景色の中で暮らす

 房総半島の内陸部に位置するいすみ市。屋敷林が点在する広大な水田地帯のど真ん中に、吉田さんの、新築し吉田さんはマーシャ ル諸島で働いていたという、珍しい経歴の持ち主。マーシャル諸島は1920年に国連の委任統治領として日本の支配下に置かれ、戦 後は国連の信託統治領としてアメリカが支配していた地域。1986年に独立し、マーシャル諸島共和国となっている。マーシャル諸島 には戦前の日本が持ち込んだ貝が繁殖していて、戦後アメリカの統治下になってからは誰も採取していなかったそうである。吉田さ んの奥様がマーシャル諸島へ日本語教師として渡航した時にこのことを知り、吉田さんに教えたことから貝の輸出が始まった。吉田 さんはマーシャル諸島の人々に貝の採取を依頼し、買い付ける仕事に従事していた。貝は日本や台湾、韓国に輸出され、おもにワイ シャツのボタンに加工されたそうだ。? 帰国してからはサラリーマン生活に戻り、2002年頃からリタイア後の生活を模索し始める。2004年に定年を迎えたが、その後も仕事 を続けることになり、同時にいすみ市への移住計画も進行することになった。2005年春にログハウスの工事が始まり、秋には完成。 その年の末には続けてきた仕事もやめて、悠々自適の田舎暮らしを始めることになった。

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敷地の前はこんな風景が広がる 周辺は広大な水田地帯。千葉県にこん なのどかなところが残されていたかと思う と、びっくりするかもしれない


じっくりと考えて見つけた土地は、ふたりの 出身地に近い土地だった

 現在の土地を選ぶ前に、那須や伊豆といった有名な別荘地は、 たいてい行ってみたとか。そこで思ったのが「北は寒い」とい う事実。吉田さんはいすみ市のすぐ近くにある茂原の生まれで 奥様は勝浦育ち。「あたたかいほうがいい」ということで、地元 千葉の物件も探すことにした。また「海は好きだが、海沿いは 風が強い」「山奥だと今度は交通手段がない」ということで、少 し内陸に入ったところを探し始める。ちょうどその頃(株)新清 ハイツの広告を発見、田舎暮らし用の物件に強いということで 案内を依頼したところ、現在の土地を紹介された。
  現在の土地は「ほどほど静かでほどほど便利」であり、のどか な風景は一目で気に入ったそうである。吉田さんは車を持って いないが、いすみ鉄道の最寄り駅まで3~4キロほどなので歩 いている。「住めるなら何でもいい」というご主人に対して、奥 様はログハウスが一般的でない時代から丸太小屋に憧れてい た。そこで移住先ではログハウスを建築することにしたのだが 土地を紹介してくれた新清ハイツでフィンランド・ソーランタ社 のログハウスを扱っていたこと、そして希望に合う平屋のモデ ルがあったことから、土地と一緒に建物も契約している。


夢中になって庭をいじっていると、地元の 人とも交流ができてくる

 移住したての頃について、笑いながら意外なことを語ってくれ た。2005年の11月に引っ越したので、冬は目前。しかし温暖 な房総半島だし、暖かいと言われるログハウスということで、 寒さ対策をしていなかった。しかし住み始めてからは、「ログっ てこんなに寒いのか!」とびっくりしたそうである。「おそらく引 っ越す前に建物が冷え切っていたのでしょう」というのが、吉田 さんの推測である。しばらく経過してからは、ログハウスの断 熱性を体感するようになったという。ログハウスは蓄熱性があ るだけに、冷え切ってしまうと暖まるのに時間が掛かるのだ。
  田舎暮らしを始めてから、庭作りや家庭菜園に精力をつぎ込ん でいる。1~2月は寒くてできなかったが、3月になってからは 毎日のように庭をいじっている。本を読みながら、朝から晩ま でガーデニングに夢中になっている時もある。なにしろ土地は 100坪あり、耕す場所には事欠かない。「夢中になるうちに、シ ャベルを畝の中に埋めてしまったこともある」と、吉田さんは ユニークな失敗を語ってくれた。また庭をいじっていると、敷 地の前にある水田を持つ農家の人から野菜などについてアド バイスをもらうこともあるそうだ。
  屋敷林や雑木林が多いので、野鳥のさえずりはよく聞こえる。 特にウグイスの鳴き声がよく耳に入ってくるそうだ。また目の 前が水田であるだけに、アマガエルは多いとか。そういう自然 とのふれあいも、なかなか楽しいようである。


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リビングからでも、水田が広がる風景を観賞できる。テレビの下にはマーシャル諸島で取れた貝など、思い出の品を並べている

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上から直接照らす照明器具は一切なし。すべて間接照明にして、やわらかな雰囲気を作っている。窓が大きいので、断熱性の高いペアガラスを使用してヒートロスを防ぐようにしている






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