個性的な最新実例を満したログハウス専門誌
   



 
集まりいただいたのは、ログ地蔵ことログコテージオーナーの中山さん、コテージ入居一番乗りの武 田さんご夫婦、そして2人のお子さんをお持ちの熊谷さん、半年前から入居されている大森さんご夫 婦。そしてコテージのウェブサイトを担当する小川さんの計7名。
 

 
Q.このログコテージに住むことになったいきさつを教えてください。
熊谷さん「住まいを探している時に建築前のこの場所を通りかかって、なんだろうねといっていたんですよ。そうしたら 偶然不動産屋に勧められたんです」
武田さん「この辺は散歩コースになっているのでたまたま建設中の所を見て、すごいねって言っていたんです。でもまさか賃貸だとは思わなかった。看板にメールの問合せがあったので、ちょっとメールしたら返事が10倍 になって帰ってきた(笑)。普通、大家さんは内見に来ないでしょう、それが中山さんがじきじきに来て、途中で営業の 方いなくなっちゃって、中山さんが細かい材質から何から詳しく説明してくれたんです」
武田さん「中山さんとこれからコミュニケーションとりたい、というのがひとつありましたね」
大森さん「不動産屋さんに、大家さんが素晴らしい人といわれて楽しみに見にきたんです。
1時間近くお話をして、ぜひここに入れてもらいたいと思いました。即決でしたね。おみやげに野菜もいただいて(笑)」
中山さん「野菜は普通に足を運んでいたお礼で(笑)。下見の際は、必ず僕がご案内するようにしています。特殊な物件なので、ログのこの 物件がいい、と思って入ってくれる人じゃないと。この和気あいあいとした雰囲気を崩したくないので」

 
「普通のアパートだとヒビなんて出てこない。
木だから縮んだりするのはあたりまえ」

Q.実際の住み心地はどうですか?
武田さん「最高ですよ。ハード面はもちろん、コミュニケーションを大事にする中山さんのソフトが充実している。住 みやすい、という言葉がぴったりくる。だって多い時には週に1回野菜が玄関に下がっているんですよ(笑)」
百恵さん「それで、昔話に出てくるかさ地蔵さんみたいですねと言ったところから、ログ地蔵と自ら名乗られるように なったんですよね(笑)」
 

 
ゆかりさん「近所の人から、ここにお住まいなんですか、とうらやましがられるんです。会社から帰ってくるのが毎日楽しみ。駅からここまでの 道を歩いてきて、明かりをみるとお帰りって言ってくれているような気がする」
武田さん「また白熱灯の明かりがログによくあうんですよね。ログってあったかいから、暖 房をつかわない。クーラーもつかわないし。光熱費が安くすむんですよね」
ゆかりさん「L字形キッチンで、料理が楽しくて楽しくて。木は生きているから、はじめはキ シキシ音がしたけど、それもコロボックルが住んでいるって言って楽しんでいます。柱のヒ ビから、水飴みたい松ヤニの露が出てキレイなんですよ」
百恵さん「そういう楽しい発見がいっぱいありますね」
 
中山さん「ログだから柱にキレツが入ったりするでしょう。だから欠陥住宅じゃないか、とい う人もいると思うんです。木は生きているから、息をしているんだという考え方を事前にき ちっとご説明をしています。他の家よりも大変ですがそれは楽しみになると思うんです」
大森さん「普通のアパートだと、ヒビなんて出てこないでしょう。でも木だから当然縮んだりするのはあたりまえ。そういう生活をすると、身の 回りのものへの関心の持ち方が変わってくる。食べるのでもなんでも、自分で作ること が当然になった。今までの生活が逆になんだったんだろうって思うようになりましたね」

 
「ただ木の家に住めば同じということじゃなくて、
大切なのは 豊かな心なんだ」

熊谷さん「僕はけっこう引越が多くて、だいたい1年ぐらいで飽きちゃうから、更新ごとに 引越をすることが多かった。でも今はこれ以上、どこにも越すところがないって感じです ね。まず子供が変わりましたね。しょっちゅう走り回ってますよ。廊下で走っていると、反 対側から反響してくる。木を伝わって、真上から音が聞こえてくるんですよね。これは何かが上にいるんじゃないかと思ったこともあります」
武田さん「よく階段から落ちてるよね(笑)」
熊谷さん「僕が1回と子供が2回かな(笑)」
 

 
中山さん「ただ木の家に住むということじゃなくて、ログハウスに付随しているものがよかったと思ってもらいたいで すね。ログという箱ものに入ったから同じというわけじゃない、みなさんとお話する機会ができて、要は豊かな心が重 要なんだなと教えてもらった。イベントをやる時には、ほとんど全員参加で、みなさん本当に仲がいい」
ゆかりさん「夏とかデッキで七輪とかやってると、大森さんの家から丁度見えるので、お誘いして、8時から11時まで の限定でねっていって飲んだりしてます」
ゆかりさん「小川さんはうちのコックさん。泥酔するまで飲んでいますよね(笑)」
武田さん「賃貸なのに、こんなにコミュニケーションがとれるのは、中山さんと奥さんのお陰です」
中山さん「ここは長く住めば、住む程楽しい賃貸なんです」
ゆかりさん「はい。ずっと住んでいたいです」

 
今回集ったのは、コテージ内でも屈指の飲んべい(熊谷さん以外は)チーム。餅つき大会終了後は、場所を変えて夜遅くまで楽しい二次会が行われたそうだ。



 
ドアを開けた瞬間に木の匂いがしてこれは、と思った

「面白い物件があるよ」と不動産屋で勧められコテー ジを訪れたお二人。オーナーの中山さんに会ってその 日に即決した。ログの住人となって半年余り、今やコテ ージには欠かせない存在だ。昔は仕事に追われて毎晩 タクシーで帰宅ということも多かったという多忙な二 人、もともとアウトドアに興味があり、環境問題や食 べ物に気をつかっていたこともあって、住む家にはこだ わりがあった。
  「お金をかけてどこかに泊まりにいくのと毎日の生活 を考えたら、こっちの方がいい、と素直に思いました」 という功一さん、ここに住みだしてから近くに念願のコ ミュニティー農園を借り、パンづくりなどを自然にする ようになったという。
  百恵さんの一番のお気に入りはキッチンカウンター、 ここでの二人の晩酌がなによりの楽しみだそう。
  「自分でログを建てようと思ったら長いプロセスが必 要になるでしょう。でも賃貸ならそこの部分をはしょ れる。メンテナンスも基本的にやってもらえるので、楽 をしてログの生活が楽しめる」賃貸ならではの良さに 違いない。
  「ただ、もう普通の家には住めないね、と最近ログハ ウスのカタログを取り寄せた所なんです」ログ生活に 目覚めた二人が、次の一歩を踏み出すのもそう遠いこ とではないかもしれない。