団塊世代のログライフ

ディスクドッグのフィールドを作った団塊世代のログライフ

 
取ってきたよ~、とフリスビーをくわえて戻る姿も いとおしくてたまらない!

横から見るとユニークな 形。右手の高くなった所にフ ィックス窓があり、ロフトが作 られている

愛犬ジェシカがすべてのきっかけに

  蒜山高原に建つ中山裕雄さん、景子さんご夫妻のログハウスを訪ねた日、そこではフリスビーの競技をする犬、ディスクドッグのセ ミナーが開催されていた。景子さんの夢は、愛犬ジェシカが自由に走り回れる田舎に住むことだった。
 裕雄さんの退職を機に田舎に移ることは以前から考えていた。ただし、ログハウスを建てることも、ドッグスポーツのフィールドを 作ることも全くの予定外。きっかけは、蒜山高原に近い倉吉に住んでいる景子さんのご両親の家へ行く途中の事だった。いつもは倉 吉へは飛行機を使うのだが、この時はジェシカが一緒だったので、当時住んでいた千葉から車で向かった。蒜山高原でたまたま立ち 寄ったパン屋さんが、ログメーカーのオーロラハウスジャパンの展示場を兼ねていた。
 蒜山が気に入った中山さん夫妻がふと相談してみると、すばらしいロケーションの土地を紹介された。さらに宅地の隣には大根畑 が広がっていた。オーロラハウスを通じて聞いてもらったところ、老夫婦が所有していて畑をやめてもいいと思っていたため、その 土地もすぐ借りられることに。そうして、ジェシカだけのためには広すぎる土地が使えることになり、思い切って、全国にもほとんどな い、犬と飼い主がふれあうフィールド「ミルトス」を作った。

フィックス窓のある明るいログハウス

 中山邸の家の造りは、ミルトスのフィールドに面した側が天井が高く、上部にフィックス窓を4つ付けている。ここから陽射しがたっ ぷり降り注ぎ、家の中全体を明るくしている。フィールド側と反対側の両方にウッドデッキを作ったが、フィールド側は初めの設計より も2m広く出した。ここから目の前にフィールドが、その向こうに蒜山三山と名峰・大山が横たわっている。
 「朝日が山々を照らしながら昇っていく、その刻々の変化をこのデッキから眺めるのがいいんですよ」と裕雄さん。「ログハウスは丸 太の圧迫感があるんじゃないかと心配だったんです」という景子さんだが、体験宿泊で角ログのログハウスに泊まり、全く圧迫感を感 じないことがわかったそうだ。色調の明るいフィンランドパインで、あばれのないラミネートの角ログに決めた。

団塊世代の人たちに提案したい

  ジェシカはつい最近、セラピー犬の認定を受けた。正確には発達障害児者施設訪問療育犬という資格で、認定を受けるための審査は かなり厳しいもの。でも、ジェシカは人に甘えることが大好きで、セラピー犬の役目が性格によく合っているいう。偶然にも、蒜山高原にはアニマルセラピーを行っている馬のライディングパークがあることがわかった。景子さんは今、馬と犬と一 緒のアニマルセラピーのイベントを開きたいと計画中だ。それを応援する裕雄さんは、「(景子さんが)やりたいことを好きなように やってくれればいいと思ってるんですよ」という。裕雄さんと犬とのふれあいはというと、「私に隠れて、こっそりジェシカと練習して いるんです(笑)」と景子さん、「上手くなったら披露するよ」と裕雄さん。
 お二人には、二人の娘さんと息子さんが一人いる。先日、末のお嬢さんがここにやって来た際 には、感激して「人生観が変わった! 私もいつかここに住みたいなぁ」と言っていたそうだ。
 「娘のことは娘次第ですが、私たちのライフスタイルが団塊の世代と呼ばれる方々の、リタイ ア後の生活に何か提案できればうれしいです」と景子さん。
 たしかに、お二人は生き生きと輝いて、新しい生活を始めた充実感に満ちあふれて見える。 娘さんでなくてもここで暮らしたくなる人はたくさんいるだろう。将来は自然の中で暮らした いと考えている人は、定年とは関係なく、行動を起こしてみてはどうだろうか。

 
左:ロフトは当初1カ所の予定だったが、途中で 変更して2カ所、左右に対照的に作った。一方は収納場所に、もう一方は子供たちや来客が泊まる場所に。
右:景子さんが気に入って取り寄せた電気クックトップと、その高さに合わせてオーロラハウスに作ってもらったシンク周り。



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