京都の深い里山に悠然と姿をあらわすログハウス |
京都は宇治市。京焼きなどの陶芸の工房が点在する炭山ヘ、志津川の流
れをさかのぼって行く。長い夏が終わり、秋が忍び足でやってこようとしてい
る時期、酷暑の終わりを待ちかまえていた秋の虫々のざわめきが、いろんな
鳥の鳴き声とともに心地よいノイズとなって耳に響いてくる。そんな豊かな自
然の中に香月さんの別荘のログハウスはあった。そばを流れる志津川にかか
るレッドシダーの欄干の橋を渡ると門がある。山と川のダイナミックな景観の
中にゆったりと自信たっぷりに腰を下ろしている、といったかんじだ。
オーナーは隣町、お茶の里宇治田原町で内科医院を開業している香月昭人
さん。最初はポスト&ビームや、中二階や地下があるものなど、いろんな設計
をしてもらっていたが、結局ハンドカットの魅力に引き寄せられたのだという。
「結局、どっしりしたのが好きやったんでしょうね」と目を細めて笑う笑顔からそ
の誇りと満足が伺える。施工はディーファーログホーム。
香月さんは設計の段階から設計士さんといろいろと意見を交換しあい、納得
のいく選択をしていった。結果がこのログハウス。吹き抜けが4つもある贅沢な空間。蓄熱式の床暖
房システム。2階の各部屋を廊下でつないだ遊び心あふれるデザイン。輸入
システムキッチンキャビネット。薪ストーブ……。そして犬が駆け回り、虫や魚
が棲まい、山からはたまにシカや猪がやってくるという広い庭。豊かな自然にとけ込むログハウスほど美しいものはない。 |
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趣味で満喫するログライフ |
もともとアウトドア派で、モノを作ることが好きだったという香月さん。ログハウ
スの中にも手製の机などが多数。庭に出れば、池や菜園、鳥の巣箱、犬小
屋、ホビールームなどなど手作り作品のオンパレードだ。とくに菜園は本格的。10種類以上もの野菜を栽培するご自慢の菜園だ。
奥様のほうはガーデニングだ。庭以外にもデッキや室内に四季折々の草花
が微笑んでいる。また、なぜかフクロウが好きで、自然と集まったというフクロ
ウの人形や小物が、階段を上がった踊り場の壁の棚にコレクションされてい
てる。そしてふたりの間を賑やかに走りまわる5匹の愛犬たち。普段は運動不足気味の犬もこちらに来ると俄然元気になるという。それぞれがログライフをエンジョイしきっている。
2階の香月さんの個室には太い一本のログが部屋の真ん中を貫いている。
「設計士さんにこんな柱は邪魔じゃないかって言われたんですよ。でも人間っ
て太い木のそばにいるとごっつ安心できるんですよ」と丸いダグラスファーを
触りながら話す。
かくして十二分に納得のいくハンドカットログが出来上がった。最後に今後
の夢を聞いたみた。
「実はこの土地の横に買い損なった土地があるんですよ。ゆくゆくはそこを買
って、自分でゲストハウスのログを建てたいって思ってるんです」
やっぱりそれはハンドカットなのかと尋ねると「もちろん!」と即答で返された。
そうなのだ。 “やっぱり僕らはハンドカット”なのである。 |
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2.圧倒的な迫力を魅せる丸太のログ。初めて訪れる人は必ず息を呑む。 |
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3.丸太と和室が優雅に融和。下窓からの庭の眺めが香月さんの一番のお気に入りだそう。
ご主人手製の書斎スペースもある。 |
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6.2階のオープンロフト。ベッドルームというよりはパティオのような感覚。吹き抜けの開放感とともにゆったりとやすらかな眠りにつくことができる。 |
5.大きな窓と天窓から明るい採光を取り入れている浴室。光のシャワーとともに癒されていく。 |
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7.キッチンは傷つきやすいので人工大理石を使用。ガスはなくIHクッキングヒーター。 |
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9.菜園にはナス、白菜、アスパラガス、ブロッコリー、牛蒡、キャベツ、サツマイモなど豊富な野菜がいっぱい。 |
10.小川の水を昼間は揚水ポンプでくみ上げ、夜間は循環ポンプで循環濾過している池。
アユやハヤなどが気持ちよさそうに泳ぐ。 |
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1.色とりどりの草花たちが賑やかに彩る。デッキの前には数十本のブルーベリー。 |
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4.2階の吹き抜けからリビングを見下ろす。 |
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8.キッチン横のダイニングスペース。この上の吹き抜けからも光が降り注ぐ。 |
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11.さまざまな花が咲き誇る庭。 |
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