生きる楽しさを感じさせるログハウス



シンプルなのに個性的 チョコミントカラーのログ壁

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田んぼの広がる埼玉の某所。
田園風景に囲まれ、数件が肩を寄せ合う集落の一画にその家はあった。
三角屋根に煙突、積み上げたこげ茶のログ壁に白い窓枠、そして、2 階テラス。
シンプルな外観なのに、なぜか目を惹く、個性をしっかり持っているという印象。と、言って、目立っているわけでもない、ごく自然に景観に溶け込んでいる。
「チョコミントカラーです。シンプルがいいけど、人と同じは嫌だったんです」
とは、オーナーさんの奥様。
確かに、見るとホントだ、黒に近いこげ茶に爽やかなミント系の塗り壁。
ログハウスには珍しい配色だが、それがさりげなくマッチしていて、いい。
へええ…!
ちょっと目からウロコな感じがした。


ログハウスメーカーとの出会い メーカーとの出会い


「私か自然や木が大好きなんです」
奥様のご実家は建築の基礎屋さん。そのため、小さな頃から木に親しんできた。
家に廃材があって、小学生の頃からトンカントンカン。年頃になるとキャンプもやり始め、アウトドアが趣味に。当たり前のようにログハウスも好きになり、何を目指すでもなく、本を読んでは学んだりもした。
そして、きっかけがあった。
メーカーにお勤めのご主人が、ある時、製造管理のポストにつく。だけど、人を管理するのは性に合っていない。初めは、どうしても慣れず、ストレスが溜まる日々。
見かねて、奥様が言った。
「あなたには木の家がいいわ」
ログハ ウスは心を落ち着かせてくれる。それは、奥様にとっては自明のこと。選択肢は他にない。これに、ご主人も同調。
「いいんじゃない」
見学に行くようになったのはそれから。
初めは順当にメーカー展示場などを回ってみた。だが、今一つ決め手に欠く。
お二人の脳裏に、ふと、浮かんだのは、いつも通る国道50号のとある一画。
何やら「怪しげな」建物がある。
「あそこ、ログ「ウスつて書いてない? 」
ネットで調べたら、出てきた、出てきた。
「八潮産商? 」
よし、行ってみよう!
「出てきた営業の人がいい人だったんです!まじめで、しっかりしてて!」
話を聞いてみると他にも気に入るところがたくさんあった。自分たちの希望で間取りを作れる。自分たちも建築に携わってもいい。
その上、値段も手の届ぐ範囲。施工例にも連れて行ってくれた。そこに住んでいた人がいい人!また、その人が例の営業マンをほめる、ほめる。
「これが、一番でしたね(笑)」




1階リビングは広くしたい 2階は高さを出すためログを積み増し


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間取りは、まず、八潮産商側から、たたき台として基本プランを出し、そこに希望を加えていくというやりとりにした。オーナーさん側からの希望は、ご主人が間取りソフトを駆使して、見える化して伝えた。
まず、建物サイズは、I 階あたり、丸太組構法の基準で最大の30㎡ が2 部屋とれるように決め敷地に無駄なく配置した。
1 階はとにかくリビングを広くしたい。そのため、基本プランでは階段が割と大きくとってあったがコンパクトな折り返し階段にして、玄関も少し小さくした。
キッチンも、そんなに広くなくていいので、移動少なく、使いやすいサイズに。


キッチンカウンターは時間をかけた。奥様は冷蔵庫を隠す仕切4 を作りたい、でも、八潮産商は仕切りが多いと圧迫感があるとアドバイス。最終的に仕切り過ぎないさじ加減で仕上げてくれた。
1階寝室は、息子さんが使い、2階をご夫婦の場とした。ロフトのオープンスペースは2階のリビングとし、他に寝室とゲストルーム兼奥様の手芸用の作業場を設けた。
目を惹くのはそのまた一段上のロフト。空間的な面白さが出るし、壁にするより空気の流れが出る。もちろん収納にもなる。
この2 階部分の高さを出すためログ壁は通常の13段から、18段に積み増しした。


シンプルだけど魅力の詰まった木の家

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建物は部分的にセルフビルドした。
手がけた箇所は、外壁塗装、床の塗装、デッキ張り、2 階内壁の漆喰塗り… 。
大変だったのは漆喰を練る作業。20キロ入りプロ用資材は素人の手に余る代物。
「とにかく、混ざらないんですよ!」
大変だったけど、セルフビルドしたことはいろんな意味で「すごく良かった」。

コストが抑えられるし、メンテナンスも覚えられる。そして、何よ昨元楽しい。それから、こんなことも。
「どういう人がどんな風に造っているか、業者さんが愛情を持って造っているのがわかりました。一層、愛着が湧きました」
大工さんと協働する中では、住んでいるだけでは見えない部分も見えてくる。
また、セルフビルドを経験してからD I Y も本格的に始めるようになった。
テーブルというテーブル、下駄箱などの家具類。それから、外回り。
外構工事に至っては、1ヵ月ほどかけて、お二人で重労働をやってのけてしまった。
「新居ができたら、のんびりしようと思ったのに、とんだ検討違いでした!」
とにかく何かしたくなってしまう。あれも作りたい、これも作りたい。朝、自然の光とともに起き出し、何か始めたくなる。
朝ー 。そう、この朝がいい。目覚めたときに、ふっと感じる、木と漆喰の息吹。
「目覚めるたびに新鮮な気持ちになります。『生きている』という実感がします。だらだらすることがなくなりました」
シンプルだけど、魅力の詰まった木の家。住まケ人にさりげなく働きかけ、生きる楽しさを自然と感じさせてくれるようだ。






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