両親の反対を押し切り念願のログハウスを建築 |
ログハウスへの思いを長い間抱き続け、やがて結婚し子供も生まれ、いざマイホームを
構えようというとき、またまたログハウスへの思いが再燃したのだという。
「地元のログハウスメーカーであるキハタトレーディングさんに相談したんです。
同社の物件は雑誌でもたびたび紹介されていましたし、実際に同社が手がけた物件も
見ていたので、メーカー選びに迷うことはありませんでした」
そう話を続ける中村さん。実は結婚を直前に控えていた6年目にもキハタさんに
ログハウス建築を相談したことがあったとか。そのときは「住みにくそう」
「メンテナンスが大変ではないか」とご両親から猛反対を受け、泣く泣く諦めたという経緯がある。
しかし今回ばかりは親の反対を押し切り、建築を決意したのである。
しかし奥様の朝代さんにしてみれば、やはり収納の少なさやセトリングに対する
不安は拭えなかったらしい。それに対して中村さんは「できる限り収納スペースを設ける」
ことを約束し、やっと念願のハンドカット・ログハウス建築にこぎつけることができた。
セトリングなどのメンテナンスに関しても、奥様の手を煩わせないという条件付きで…。
「主人から『家をログで建てたい』と言われたときは、もちろん反対しました。
そのときポスト&ビーム住宅の話も出て、それならいいかなと思っていたんですけどね」
そんなふうに話して苦笑する朝代さん。いまやログハウス建築は奥様の返事一つにかかっていた。
両親の反対は相変わらずで、それに対しては知らんぷりを決め込むことにした中村さん。
「こっちが反対しても、結局ハンドカットで建てちゃうだろうなと思ったので、
だったらOKしちゃおうかと(笑)。それに、まだ返事をしないうちから着々と計画を
進めていたんですからね…」と朝代さんは笑う。さらに「まるで駄々っ子みたいなんですよ」とも。 |
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広い空間よりも機能的な空間を要求 |
ログハウスに求めた居住空間は、「とにかくオープンに」というものだった。できるだけ間仕切り壁を
排して、広々とした空間を実現させたいとう意図があった。それには朝代さんは真っ向から反対。「限られた居住空間ですから、やはり効率のいい間取りにしたいと思いました。最初の計画では、玄関を入ってすぐリビング。そこからキッチンまでもが丸見えのプラン。
それではプライバシーが保てないし、収納スペースも満足に設けられないんじゃないかと反対しました。建てるのは別荘ではなく、あくまでも自宅ですから。それ以外に出した私からの希望は、キッチンをオール電化にして、ということくらいかしら…」と回想する朝代さん。ご主人の留守を守る主婦としては当然の要求だった。
何度か打ち合わせを重ねて、今年の8月に完成した中村邸。
「欲を言えば、もう少し大きな建物でもよかったと思っています。でも、できる限り自分でメンテナンスを行なうことを考えれば、これくらいが適当かもしれません。ただ、狭くてもいいから太い丸太を使ってほしいとキハタさんには伝えました。その希望は実現しましたよ」と、でき上がりに満足気な中村さん。
「ハンドカットが住宅に向くかどうかずっと不安でしたが、こうして住んでみると、子供たちのためにも木の空間は大切だなって思います。
主人が考えていたよりは狭いかもしれませんが、子育てが楽しくなる空間だと思っています。最後までログハウスには反対だった義父も、完成後はかなり気に入ってくれてるみたい」と、6月に生まれたばかりの綾菜ちゃんをあやしながら朝代さん。お互いの考えを出し合って建てたログハウスだけに、次第に愛着がわいてきているようだ。 |
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↑吹き抜け空間を実現したリビング。奥のダイニングスペースと右手の玄関を壁で仕切り、そこを収納スペースにした。 |
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↑奥のダイニングスペースから反対のリビングを見る。煉瓦を積んだファイヤースペースがあり、お気に入りの小物で周囲を演出。 |
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ロフトには三つの個室があり、それぞれ主寝室、子供部屋として利用している。 |
上:洗面所や浴室への動線も考えてプランニングされたキッチン。 |
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右上:階段の踊り場からリビングを望む。暗くなりがちなログハウスの室内空間だが、掃き出し窓、天窓、フィックス窓を多用して明るい空間を実現した。
左:室内のコーナーを利用した階段。薪ストーブの煙突を回り込むようになっている。 |
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