お洒落で居住性の高い住宅





眼からウロコのP&B住宅と出会う

 山塊を縫うように延びる国道沿いに、そのログハウスは建っていた。オーナーは森下恭子さん。宿毛市の中心地で美容室を営んでいたが、 住宅とロケーションに対するこだわりから、現在の地に移転してきた。
  「ここに来る前は大阪にいたんですが、そのころからログハウスに興味を持っていました」と恭子さん。特にマシンカット・ログハウスの明るさ に憧れていたという。
  今から3年ほど前、愛媛県松山市内のログハウスメーカーの展示場を見に行った。そこで出会ったマシンカット・ログハウスが気に入り、契約 寸前までいった。ところが高知にあるアイビーログ工房の存在を雑誌で知り、ものは試しと見に行くことにした。
  「そこはアイビーログの社長さんのお宅だったんですが、松山で見たモデルハウスと全然雰囲気が違ったんです。特に漆喰壁と木の組み合 わせに惹かれ、『もうこれしかない』っていう印象でした」
  マシンカット・ログハウスに関心のあったのだが、実はポスト&ビームハウスにも捨て難い魅力を感じていたのだ。
  「子供のときに家の絵を描くと、決まった三角屋根に木組みの家を描いていたんです。住むのはこんな家ってね。もちろん壁は白くなくちゃ いけなかった。だからアイビーログさんの住宅を見たとき、まさに私が想像していた家そのままだったんですね」ところが悩みは尽きない。アイビーログの家には惹かれるものの、予定していた予算を大きくオーバーしそうだったからだ。
  「住宅だけなら問題はなかったんですけど、当初から店舗兼用にする予定でしたから、そちらに経費もかかるので、ちょっと悩みましたね」




「ゆうてぃ&れにぃひー」の営業時間は 9:00~19:00、
連絡先はTEL.0880-63-0069

お洒落で居住性の高い住宅を希望

 それでも夢は捨てきれなかった恭子さん。平成13年に工事が開始された。恭子さんが出した要望は、店舗の入口となる建物の表側をお洒落 に、居住部分である2階はドーマーを設けて広くしてほしいというもの。間取りに関しては、恭子さん自らがラフ図面を描いた。
  「ずっと街中に店を構えていましたから、今度は自然に囲まれた所に住みたいと思っていました。ここは、そんな思いから探した所です。だから 建物も、周囲と調和するものにしてほしいと思いました」。国道沿いとは言いながら、背後には山が迫り、その山と建物の間には川が流れて いる。窓から釣り竿を伸ばせば、釣りが楽しめそうなほどだ。しかしアイビーログにとっては、このロケーションが曲者だった。
  「ここは山と山に挟まれていますので、風の通り道になっているんです。ですから屋根が風にあおられないよう、設計には気を使いました」と語るのは、アイビーログ工房の代表、岡原拓彦さん。オープンデッキと2階バルコニーの手摺りに自然の風合いを残した材料を用いること で個性を表し、大胆な作りのトラスを見せることにした。2階に関しても、間取りの指定はあったものの、造作についてはおまかせだったので、 得意の材料使いを駆使。おかげで躍動感あふれる空間が実現した。
  「明るい室内にしたかったので天窓を増やしましたが、夏はちょっと暑いかな。でも住み心地は最高です」と恭子さん。





ログハウスDATA

●延べ床面積:152[1階76、2階76
●デッキ(バルコニー含む):27.6
●構法の種類:軸組み構法(ポスト&ビーム)
●基礎の種類:ベタ基礎
●屋根材:コロニアル 
●外壁材:漆喰 ●内壁材:漆喰
●天井材:スギ(15mm相ジャクリ)
●床材:ヒノキ(21mm)
●総工費:3000万円
●工事着工年月:2001年5月
●完成年月:2002年1月
●設計企業:アイビーログ工房
●施工企業:アイビーログ工房
●建物使用目的:住宅兼店舗






このページの先頭へ