眼からウロコのP&B住宅と出会う
山塊を縫うように延びる国道沿いに、そのログハウスは建っていた。オーナーは森下恭子さん。宿毛市の中心地で美容室を営んでいたが、
住宅とロケーションに対するこだわりから、現在の地に移転してきた。
「ここに来る前は大阪にいたんですが、そのころからログハウスに興味を持っていました」と恭子さん。特にマシンカット・ログハウスの明るさ
に憧れていたという。
今から3年ほど前、愛媛県松山市内のログハウスメーカーの展示場を見に行った。そこで出会ったマシンカット・ログハウスが気に入り、契約
寸前までいった。ところが高知にあるアイビーログ工房の存在を雑誌で知り、ものは試しと見に行くことにした。
「そこはアイビーログの社長さんのお宅だったんですが、松山で見たモデルハウスと全然雰囲気が違ったんです。特に漆喰壁と木の組み合
わせに惹かれ、『もうこれしかない』っていう印象でした」
マシンカット・ログハウスに関心のあったのだが、実はポスト&ビームハウスにも捨て難い魅力を感じていたのだ。
「子供のときに家の絵を描くと、決まった三角屋根に木組みの家を描いていたんです。住むのはこんな家ってね。もちろん壁は白くなくちゃ
いけなかった。だからアイビーログさんの住宅を見たとき、まさに私が想像していた家そのままだったんですね」ところが悩みは尽きない。アイビーログの家には惹かれるものの、予定していた予算を大きくオーバーしそうだったからだ。
「住宅だけなら問題はなかったんですけど、当初から店舗兼用にする予定でしたから、そちらに経費もかかるので、ちょっと悩みましたね」 |