| |
キッチン:市販のシステムキッチンの扉に木を張り付け、白いペンキを薄く
塗ることでオリジナルシステムキッチンに仕上げた。把手はクラフトショップ
で見つけたもの。 |

↑洗面所:キッチンと同じイメージに仕上げた洗面所。白いタイルとホーロー
のシンクが清潔な印象を与えてくれる。
→:子供部屋。「将来子供たちが大きくなったら、部屋を分割して使えるよ
うにしてあります」と孝夫さん。
→右端:ロフトの一画は、近い将来孝夫さんの書斎になる予定
|
|
セルフビルドのログハウスなら安く家が建てられ
るのでは?
9階建てのマンションに10年間暮らしていた平井さんご夫妻は、子供が3人生ま
れたことで手狭になり、引っ越しを考えた。安価で家を建てる方法を探したという。
孝夫さんは考えた。「ログハウスをセルフビルドで建てたら安あがりなのでは?
しかも、木の家は健康にもいいと言うし」
もともと孝夫さんは日曜大工が嫌いではない。しかも木は大好きな素材。孝夫さんは、ログハウスの展示会へと足を運んだ。ここで、ログハウスメーカーのコ
ンティオ住宅事業本部と運命の出逢いを果たす。
「『予算がないのでセルフビルドを考えている』と言いました。するとコンティオさん
は、『セルフビルドはお勧めできないが、希望にそえるように考えてみます』と言って
くれたんです。実際、自分でログを建てるなんて、ねえ(笑)。だんだん不安になって
きて、半分自分でやって、半分プロに任せようかな、なんて思っていたところだった
ので心強かったですよ」と、孝夫さん。
早速ご夫妻は、念願のログハウス建築に取り組んだ。40坪の正方形の土地を
探しながら、家族5人が快適に暮らせる間取りを考えた。
「同時に建材についても調べたのですが、安いからといって合板を使うのはやめよ
うということになりました。次男がひどいアトピーで悩んでいたので、アレルギーの
原因になるものは使いたくなかったんです」と、奥様の左江子さん。
そのため、フィンランド北方地方産の「クロースグレインド・ポーラパイン」をふんだ
んに使うことに。「目の詰まったアカマツ」という意味のこの木は、コンティオ住宅
事業本部が力を入れている建材である。
同本部では、この木の水分含有量を通常以上に減らし、高い技術で組むことで、
狂いの少ないログハウスを提供している。
予算はオーバー。でも、大満足ログハウスにして
よかった!
間取りは、孝夫さんが左江子さんと自分の要望を形に替えるべく、自ら手書きで
図面を描いたという。実際に工事が始まると、現場に立ち会い、図面を少々変更
することもあったそうだ。
「図面では、キッチンは対面式のカウンターキッチンだったのですが、現場で見ると
ダイニングスペースが狭くなるのがいやだなと思い、オープンキッチンにしました。
キッチンは、私の一番好きな場所なんですがオープンにしてよかったと思います」
キッチンは、市販のシステムキッチンの扉に天井材を薄く切ったものを大工さん
に張ってもらい、仕上げに孝夫さんが白いペンキを塗ることでカントリー調のオリジ
ナリティーあふれるキッチンが誕生した。「階段の漆喰も僕が塗ったんですよ。いいでしょう?」と、孝夫さん。
「日曜大工は嫌いじゃない」と言うだけあって、なかなかの腕前だ。かくして念願の
ログハウスが誕生したのだが、低価格で家を建てるというコンセプトは生かされた
のだろうか?「予算はオーバーしていますよ。だって、いい木をたくさん使っているわ
けですからね。でも、それ以上の満足感があることも事実です。とにかく、この快適
さはお金に替えられないと思う。決して高い買い物ではありませんでした」と話す孝
夫さんの言葉に、左江子さんも大きくうなずく。
「この家には息苦しさがないんです。子供たちもノビノビしていますしね。それに、
間仕切りが少ないので、掃除が楽なのが私は嬉しいかな(笑)」と笑う左江子さん
の言葉を引き継ぐように、「それにね、僕は今、庭づくりに興味津々なんですよ。庭
をイングリッシュガーデンに仕上げようと考えているんです。仕事の合間に少しず
つですけどね」と孝夫さん。大小さまざまな種類のハーブを植え、シンボルツリーに
大きなオリーブの木を植えるそうだ。数年後には、平井家の庭にはオリーブの実が
たわわに実っていることだろう。
|
|