住宅地のログハウス 大島邸





キレイな家はいらない
キスだらけでもカッコいい家を

前橋市も郊外に出ると緑が増える。
そのとある一画、ゆるやかな傾斜地の棚田の向こう、石垣の上に、でんと恪兀る三角屋根のログ( ウスが人目を惹く。
伊勢崎市で、自動車関連の会社にお勤めの大島さんのお住まいだ。ここは、農業を営む奥様のご実家がある場所。
「最初は、在来工法の平屋を考えていたんです。でも、見学に行って『こんなキレイな
家いらない!』って思ったんですよ」
そう語る、ご主人。
というのは、理由がある。
「ペコちゃんたちがいますから。5匹も」
ペコちゃんというのは猫ちゃんの名前。他にキナコ、チロリ、ロン、メイ。
「壁紙なんかは、ひっかきキズですぐダメにしちゃうんで、キレイな家はだめなんです。
キズだらけになってもカッコいい家って考えたら、ログ「ウスだったんですよ」
初めは、某大手メーカーに見学に行った。
「いいじゃない!」
やっぱり全部木がいい。クロスはキズついたら張替えなくちゃならない。でも、ログハウスなら「あれがっけたキズ」と思える。
しばらく、いろいろ見学して回ったが、そのとある帰り道、ふと寄った本屋さんで、本
誌2013年度版を手にとった。これが運命の出会いに!
そこに乗っていたI 棟のログハウスに目が留まる。何だか堂々としていた。
「㈲八潮産商… 」
それがメーカーの名前だった。
「よし、行ってみるべ!」
その場で即決、アポなし訪問。出てきた営業マンは、感じのいい人たった。快く、いろ
いろな施工例の資料を見せてくれる。これがなれそめになった。
いろいろ見学するうち、八潮さんのログハウスがますます好きになった。太い丸太とがっしりした角ログの融合がいい。比べて、初めに見た某大手メーカーは、材が細く、華
奢にみえてしまった。そして、営業マンは人柄がいい。結論は自ずと決まっていた。








生活の幅碪ってわからないもの役に立った八潮さんのアドバイス

プランは八潮さんと練った。
初めは「だだっ広い空間」的なものを考えいた。下はひと続き、上はロフトのようなイメージ。でも、考えていくと色々と要望が出て来る。息子の部屋をドーマーにしようか、ネコが出ちゃうから玄関に風除室をつけようか、薪ストーブの上は暖気が下にも回るよう天井をつけようか等々。わからないことが多いので、八潮さんのアドバイスがありかたい。
特に、助かったのが「動線」。
「生活の幅感ってわからないものです」
人が通るにはどれくらいの幅がいるのか、収納の向きはどちらがいいか、普段はあまり
気にしていない。そこでは、プロの経験が、確かな答えを返してくれた。工事が始まり、意外に時間がかかったのは造成。ここは傾斜址なので土台が必要。初めはコンクリートの擁壁を考えたが、これがびっくりするほど高い。頭を抱えたところで解決してくれたのが「石垣」。意外や意外、擁壁より安かったのだ。しかも、ログハウスの雰囲気にはこちらの方が断然いい。
どこまで組めたか、見学に足を向けるのも楽しみだった。真夏の作業は人変そう。ログ組は意外に早かったが、内装は、逆に時間がかかった。職人さんは黙々と、一枚一枚丁寧に貼ってくれる。頭が下がる。
完成が近づき、運び込まれ、設えられる部材には、思わず感嘆の声が上がった。え!?こんなにかっこいいカウンター付くの!え!?こんなに立派な階段がっくの!






人間は安らかな眠りをネコたちは、巨大な運動場を

実際に住んでみて、やはりいい。っ越してきて、まず、思ったのは、
「本の香りがすごいなあ」
夏でも、陽が落ちると涼しい。伊勢崎では朝起きるとヘトヘトだった。クーラーで体がだるくなる。ここでは、爽やか。だから、寝不足も、疲れもない。猛に者のとき、クーラーは、夕方に少しつけただけ。気になるネコさんたちは?
「キズが物語ってます(笑)」
なるほど、床、雌、階段、早くも爪痕が…
元気のいい証拠だ。
「完全に運動場です。猫ってこんなに走る
んだ!と改めて思いましたよ」
昼寝のスペースもいっぱいある。陽だまり見つけてはあっちこっちでおやすみ。
それから、マンションだと毛が気になったけど、こちらではあまり気にならないことにも気が付き、意外な驚きだった。
そして、ご主人は大工仕事が楽しくて仕方がない。家中のいろんな隙問に、ピッタリくる家具は巾販では売ってない。ないなら、自分で作っちゃえ!というのが持論。なるほど、家の中を見回すと、棚、キャビネット、ラックと様々なおあつらえ家具が。
力作は、庭にいる雑種「モコ」の犬小屋。屋根が開閉式になっていて、中の掃除ができる。その他、鳥小屋、ポスト、薪だななど、目につくいろんなものがお手製だ。
作業や道具の作にき場には、八潮さんに建ててもらった、ガレージが役に立つ。当初は既成のいわゆるカーポートの予定だったが、やはりログに合わせて板張りタイプのオリジナルガレージ。
そして、奥様の袒当は庭の植物たち。ご主人に柵を作ってもらってコラボした花壇は、ログの雰囲気によく今う。
野栄も始めている。ズッキーニ、ナス、キュウリ、トマト、枝豆、サトイモ、実家に教え
てもらって、いろいろ挑戦した。
「孫には、自然がいっぱいの環境で、自然のものを食べさせたいんです」
そう、ご夫婦には初孫が生まれたばかり。
この場所で、この家だから、見せてあげられるものがきっとある。







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